薬剤について

3〜4時間の透析治療だけでは、腎臓の働きを完全に補うことはできません。

透析治療で管理できない部分を薬剤で補います。主な薬剤について説明します。

エリスロポエチン

エリスロポエチン製剤赤血球の産生を促進するホルモンです。腎臓で造られる物質ですので、腎臓の働きが悪化すると、エリスロポエチンの産生が低下し、貧血になります。貧血を改善するために、遺伝子組み換えエリスロポエチン製剤をもちいります。

 

リン吸着剤

リン吸着剤食事から摂取されるリンは、透析により体内から除去していますが、十分には除去しきれません。それを補うために、食物中のP(リン)を腸の中で吸着し体の中に吸収させずに排泄させるリン吸着剤が使用されます。リン吸着剤には炭酸カルシウムなどが使われています。

 

カリウム吸着剤

食事からのK(カリウム)は透析で除いていますが、十分には除去しきれない場合があります。それを補うために、腸の中でK(カリウム)を吸着し、体の外に排泄させる薬剤が使用されます。ポリスチレンスルホン酸カルシウムなどが使われています。

 

活性型ビタミンD3製剤

活性型ビタミンD3製剤腎臓ではビタミンDを活性化して腸からCa(カルシウム)を吸収し、骨を丈夫にしています。腎臓が悪くなるとビタミンDの活性化が行われなくなり、Ca(カルシウム)が低下し、骨がもろくなります。そのため活性型ビタミンD3製剤を服用します。現在、アルファカルシドール、カルシトリオールおよびそれらの誘導体が使われています。

 

降圧剤

透析患者さんでは、尿量の減少や塩分過多などにより体液量が増加したり、ホルモンや自律神経の異常により、血圧が高くなることがあります。治療には、いろいろな種類の降圧剤が必要に応じて組み合わせて使用されます。

 

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