多施設共同研究による新型PMMA膜「NF」の抗炎症効果検証(第三報)

目的

PMMA膜は抗炎症作用を有するとの報告があり、栄養状態、透析掻痒感などの改善が期待されている。今回、多施設間で慢性炎症を有する症例にNF膜とPS系膜の臨床使用下において比較し有用性の検証を行った。

対象および方法

PS系膜を使用中の慢性炎症を有する維持透析患者37名を対象とし、ランダムに2群に分け片側の群をNF膜へ変更した。膜変更前を基点とし、血中CRP濃度、nPCR、%CGR、MNA、透析掻痒感、血圧低下処置頻度、血球数(WBC、PLT、RBC)について評価期間を2014年6月〜2015年6月とし、3ヶ月毎に2群間で比較評価する。

結果

3ヶ月後の評価では、PS系膜で%CGRの有意な低下を示したがNF群では変化がなかった。その後膜変更9ヶ月後までの結果を中間報告する。

結語

新型PMMA膜「NF」は栄養状態(筋肉量)維持の効果が期待される。