多施設共同研究による新型PMMA膜「NF」の抗炎症効果検証(第一報)

目的

PMMA膜は、慢性維持透析患者に対し抗炎症作用を有するとの報告があり、栄養状態、透析掻痒感などの改善が期待されている。今回、多施設間で慢性炎症を有する症例にNF膜とPS系膜の臨床使用下において比較し、有用性の検証を行う。

対象および方法

PS系膜を使用中の慢性炎症を有する維持透析患者37名(男性27名、女性10名、平均年齢59.2歳、透析歴9.2年、慢性糸球体腎炎13名、糖尿病性腎症12名、腎硬化症3名、IgA腎症2名、多発性嚢胞腎2名、その他2名)を対象とし、ランダムに2群に分け、片方の群をNF膜へ変更した。膜変更前を基点とし、血中CRP濃度、nPCR、%CGR、MNA、透析掻痒感、血圧低下処置頻度、血球数(WBC、PLT、RBC)について、評価期間を2014年6月〜2015年6月とし、3ヶ月毎に2群で比較評価する。

結果

本研究会では膜変更3ヶ月後の調査結果を中間報告する。