透析中の血圧変化と除水 ―DIMCSデータベースの解析から(1994年)

  • 1994年 透析中の血圧変化と除水 ―DIMCSデータベースの解析から

人工透析管理システム(DIMCS)に蓄積された6ヶ月間のデータベースの解析を実施した。

対象患者は、当院外来透析中の51名で、年齢は平均49.6±11.3才であり、透析総件数2881件の血圧、除水量、患者基本情報、原疾患などを中心に検討を行った。

愁訴頻度は158件(5.4%)、処置件数は160件(5.8%)で生理食塩水の注入例は20件(0.7%)、収縮期血圧が30%以上の低下頻度は310件(10.7%)、総除水量と目標除水量相関はy=1.02x−0.18、r2=0.94であった。

原疾患別検討において愁訴件数、除水量に差は認められなかったが、血圧低下頻度で糖尿病性腎症群(n=12)は27.9±19.1%、CGN群(n=31)は6.1±11.1%であり、処置件数頻度もそれぞれ9.5±10.2%、2.8±4.4%と糖尿病性腎症群が優位の高値を示した。特に血圧変化が著しい例に血圧パターン解析を実施し、個々の特異性をDIMCSデータベースより客観的に捉えることが確認できた。

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