溶質の分子量とダイアライザーの総質量移動係数の関係(2006年)

目的

溶質の分子量と polysulfone dialyzer の総質量移動係数(Ka)の関係を検討する。

方法

12名の安定した維持血液透析患者を対象に、透析開始1時間後に除水ゼロでダイアライザーの動静脈側から採血し、尿素・クレアチニン・尿酸・馬尿酸のクリアランス(K)を求めた。この K と血流量・透析液流量から「Ka」を理論計算し、溶質の分子量の平方根の逆数との相関を調べた。

結果

膜面積1m2当たりの「Ka(mL/分)」と溶質の分子量の平方根の逆数には「P=0.014」、相関係数「0.986」の有意な相関がみられ、相関式は「=Y4372X-162」だった。

考察と結論

polysulfone dialyzer の「Ka」と溶質の分子量の平方根の逆数には有意な相関がみられた。「Ka」の不明な溶質でも分子量が分かれば、この相関式から「Ka」を推定することが可能である。

ページトップへ