中央監視システムによる機器と患者モニタリング(2002年)

目的

コンピュータによる中央監視システム(以後、中央監視システム)は、現在数社から市販されている。その機能は豊富であり一口に言えるものではないが、透析中においてはモニタリング機能が主軸である。これはオンラインで接続された透析装置や血圧計からコンピュータへ送信された各種様々なデータをリアルタイムで表示し、監視をすることである。

さらにデータが設定範囲から逸脱した場合には警報を発し、トラブルを未然に防ぐことも可能である。通常モニタリングされた情報は、データベースに構築される。データベースに対し常時任意検索が可能であり、結果は次回透析条件設定や日常生活指導という形で患者へフィードバックされる。メーカは、トラブル時の責任を明確にするために中央監視システムと透析装置は同一メーカで取り扱うべきと考えるところもある。

しかし、他メーカや異機種の透析装置を単一の中央監視システムで管理できない問題がある。このような問題を回避するために、1999年2月に日本透析医学会は旧日本人工臓器工業協会メンテ部会の協力を得て、「透析情報管理システムの標準通信プロトコール」を策定した。現在、既にこれを実装しているメーカもある。今回は、中央監視システムでのモニタリングの現状と問題について述べる。

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