各社透析装置一括中央監視システム-STEP透析-の臨床使用(2000年)

目的

我々は、透析の安全性の確保と質の向上を課題としてコンピュータ化を進め、第42回日本透析医学会では従来のワークステーションクラスに劣らないパソコンによる各社透析装置を監視できるシステムを実演発表した。今回は、各社の協力を得てSTEP透析を臨床使用し、その有用性をオンライン通信、業務の効率性、操作性、わかりやすさと看護支援などの観点で確認を行った。

開発コンセプト
  1. 患者別条件に従った除水自動設定。
  2. 患者別警報条件の設定。
  3. 通信機能を有する複数社の装置との連動。
  4. 透析記録等の各帳票の自動作成。
  5. 透析データ、検査データ、薬剤処方データの一元管理。
  6. 操作性の優れたインターフェイスの採用。
方法

Windows NTでシステムが構成されており、ニプロ社製NCU-5、旭メディカル社製ADC-01、東レ社製TR-2000Mをオンラインで通信した。

結果・まとめ
  1. 複数のメーカ装置連動のパソコンシステムSTEP透析を臨床使用し、その有用性が確認された。
  2. 低価格で導入できる上、通信画面操作上で速度が速く、画像データなども容易に扱えた。
  3. 日本語入力環境等は、PC環境上で比較的慣れやすかった。
  4. 透析装置の通信プロトコルの標準化が実現された事により、さらに連動できる透析装置が増えユーザとして選択の範囲が広がる事が期待できた。
  5. 看護業務の標準化が進めば、コンピュータシステムの看護業務に対する支援がさらに期待できる。
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